手が届く

以前から、顔や名前は知っていたものの
話すタイミングと言うものが一切無かった彼。
共通の友人もいたのですが、介して‘知り合う‘という事はありませんでした。

彼のことを何となく認識するようになって数ヶ月、ようやく話をする機会に恵まれたのです。
「待っていた」
というほどではありませんが、1回くらいは話をしてみたいと考えていたので
とても嬉しく感じました。

その日は何気ない会話を少ししただけだったのですが
それを境にして2人のやり取りが始まって行ったのです。

「手が届く」というような気持ちになったのもその頃でした。
今まで距離があったからなのか、彼のことをより身近に感じるようになりましたし
素敵な部分を見つけていくたびに嬉しくなり
共に笑いあうたびに心が躍るような気持ちでした。

1歩ずつ近づいて手が届くような感覚が色濃くなって行った時、
自然と恋心が芽生え、お付き合いをしたいと望むようになっていきました。
それから数ヶ月。
私たちは焦ることなく関係を深め合い、お付き合いするに至りました。

これで「届いた」とは思いません。
まだまだ分からない部分もあります。
全てを分かることは無いとしても、この「1つずつ届いていく感覚」は大切にしたいなと思います。